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これまで、Googleが提供するチャットツールであるGoogle Chat(旧名称Google Hangouts Chat)では同一ドメインではないユーザつまり組織外ユーザーとは会話ができませんでした。

Googleのコミュニケーションサービスのラインナップはややこしいのでここで簡単に整理すると次のようになります。

  • Google Hangouts
    • 2013年から提供されいてるチャットサービス。この記事では紛らわしさを避けるため「Googleハングアウト」と日本語で表記します。
  • Google Chat
    • 元々Google Hangouts Chatと呼ばれていたチャットサービス
  • Google Meet
    • 元々Google Hangouts Meetと呼ばれていたビデオ会議サービス

話をややこしくしているのは、本来Googleハングアウトはロードマップ上では次世代のGoogle Chatに置き換わるはずなのに長いこと共存している状態が続いていることです。

さらに、先月あたりからGoogle Hangouts Chat / Meet という名称をGoogle Chat / Meetと”Hangouts”という単語を削除する形に変更していることも追い打ちをかけています。

私のPCではGoogleハングアウトとGoogle Chatのデスクトップ版が常に起動されており、用途によって使い分けています。新しいサービスであるGoogle Chatではスレッド表示や送信した文章を後から修正できるなど高機能で使いやすいのですが、組織外のメンバーが含まれる会話にはやむなくGoogleハングアウトを使っています。

もう1年以上前から、いずれGoogle Chatにも組織外ユーザーと会話できるようになるというアナウンスがありましたがなかなか実現しませんでした。

それが来る5月26日に実現するという記事を見つけ、やっと来たかという気持ちです。(記事は下記URL)

https://gsuiteupdates.googleblog.com/2020/05/talk-to-people-outside-of-your-domain-in-Chat.html

Meetについても少し触れます。世の中はZoomやTeamsの話題が多くMeetは少し影が薄いようですが、G Suiteユーザである企業にとってはとても使い勝手がよく安定しているサービスで、当面はすべてのエディションで録画機能も提供されています。

<追記 2020.6.4>

5/26からリリースということでしたが実際に新機能が使えるようになるまで最大2週間程度タイムラグがあるようです。毎日のようにチャットルームに新機能が現れるのを確認していましたが相変わらずの状態に、その都度「ああ、まだか」と落胆したものです。

しかし6/4になってついに出ました、チャットルーム作成ダイアログにこれまで見たことのなかった「組織外のユーザーの参加を許可する」のチェックボックスが。これでやっとHangoutとChatをChatに一本化できそうです。

<追記 2020.7.21>

ようやく外部利用者とGoogle Chatで会話できるようにはなりましたが、たとえ外部利用者であっても登録するメールアドレスはGoogle(Gmail、G Suite)でないと登録できないようです。

ちょっと惜しい、という感じですがセキュリティ上の制約でしょうか。それでもまずは快適になりました。

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